中学に入学して最初の登校日。
私の中学校はブレザーにスカート 黒い鞄に青の体操袋が決まりだった。
名前は緑市立日の出中学校
私の通っていた日の出小学校そしてお隣の日の出南小学校が学区の公立中学校だ。
学年ごとに色分けされていて名前のバッチが私たち1年生は青 2年生は赤 3年生は緑だった
家から学校までは徒歩15分。まっすぐ一本道で間に2つ信号があった。
登校日初日は入学式にもらった教科書や体操服・上履きなどをもっていくので鞄も体操袋もパンパンでとても重く学校に着くまでにかなりへたばった。
そして初めてのクラスで小学校から一緒だった子とも会え、仲良くしゃべっていたら上級生が2人クラスの後ろのドアから私を呼んだ。
何事かと思いながらその上級生について屋上の入り口の踊り場まで行くと
「お前生意気なんだよ。」「偉そうにしてるなよ」と・・・・・
「何が生意気なんですか?」「なんでこんなこと言われているのですか??」
「鞄 両手持ちしてんじゃねーよ」「次見つけたらヤキいれるからな」
どうやら黒い革のカバンと体操入れの青い袋を同じ手で持ってはいけないらしい。
ということだった。
そんなことは全く知らず重いから両手で持ったり片手でもったりしていたが、それがいけなかったらしく入学初日で私は一つ上の上級生に眼をつけられた。
必ず部活というものに入らなくてはならず私は姉も通っていた剣道部へ
ここで午前中に呼び出された先輩が剣道部員だったと知る・・・・・