わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

中学 その10 別れと守り

「いやま」とのデートは4回目で終わりを迎える。
というのも「いやま」はこれから何か月かは西日本を回る物産展に行くそうだ。


帰ってきたら連絡すると言われたが、その時の私は「今がないなら一生ない」くらい生き急いでいた。連絡したければすればいいとだけ言って別れた。


また心がささくれ立っていた。誰かと無性に喧嘩がしたかった。
2年生も終わり3年生になった
また以前魚さんと行った公園に行った。小松崎が連れて行ってくれた。


周りには一つ下の大ちゃんをはじめ小松崎の仲間が気が付いたら10人くらいになっていた。一つ下の子たちが3人。残りは同級生だけれどあまり話したことのない奴らばかりだった。
また奥の暗闇で誰かが殴られている音がした。声の感じから殴られているのは女の人だな。と思った。
また誰かと寝たか悪口言ったか、くだらないことで殴られているのだろう思った。


少ししたら魚さんが来た。あきらさんたちもいた。
魚さんに会えて相変わらずテンションが高い私に魚さんが「俺は町を離れることにした」
と言ってきた。
何をいっているのか全く分からなかった。離れるってどういうこと?どこに行くの?
魚さんは車を治す人になるために学校に行くことになったといった。この町からかだと遠いから親戚の家に行くと。場所は茨城で会えなくと・・・・・


目の前が真っ暗になった。
魚さんはじゃぁな!といって私の頭を2回ぽんぽんとしていなくなった。。。。
またいなくなった。。。あっけなく私の安らぎはいなくなっていった。



暗闇から足をひきづって歩いてくる大浦がいた。
さっき凹られてたのは大浦だったんだ。何をやらかしたのか?
するとまっすぐ大浦が私のところにやってきた
服はドロドロ、口の中を切っているみたいで唇は腫れまくり、左目もちゃんと開けられないようだった。
大浦が私に向かって 「池山 すいませんでした」って土下座をした
私「・・・・・・何?なんのこと?」
大浦「すいませんでした」
あきらさん「こいつお前のこと回そうとしてたみたい」
私「・・・・・・」
あきらさん「魚が怒って〆た」
私「なんで回そうと思ったんすか?」
大浦「なまいきだから」
私「あんまりかかわってきてないと思うんっすけど・・」
大浦「だから なまいきだと」
私「この間はやられましたけど私 少林寺拳法3段です。
次何かあったらマジでやります」
大浦「いえ、もう何もありません。すいませんでした」



うぉぉぉぉっぉぉぉぉぉぉ あっぶねーーー。回されるとこだった!!
まじでやばかった。魚さんありがとう。本当にありがとう。
ちゃんと御礼は言えなかったけど・・・


落ち着いて周りをみてみるとそこにはアンパンを吸ってヨダレを垂らしてる
後輩とツレがいた。
私のささくれだってる心にアンパンの誘惑がジワジワ近づいてきていた。

中学 その9 いやまと健太

「いやま かずひろ」の話すことややることがすべて大人でかっこよく見えた。
喫茶店で注文するしぐさや、たばこの吸い方、私の決められない注文を決めてくれる行為
すべてが大人でかっこよく見えた。


明後日がお休みだから一緒に水族館に行こうと約束した。
14歳の私には地元から連れ出してくれる王子様のように思えた。


「いやま」とのデートは楽しかった。優しかったし色々なことを教えてくれた。
魚の事はもちろん、大人になるって事、仕事をするって事、車を運転すること。
何もかもが知らない世界で話を聞いているだけでワクワクしたし大人になった気がした。


自分のいる世界が小さく、みすぼらしく思えて仕方がなかった。
早く大人になりたかった。


「いやま」はいまのままで十分楽しいし、急いで大人になる必要はない。って手を出してこなかった。おでこにキスがお別れの挨拶だった。
毎週「いやま」に会えるのが楽しみで仕方なかった。


健太の事なんかすっかり忘れていたころ、健太から自宅に電話があったと母に伝えられた。すぐに折り返したけれど健太の母親に「電話にはでないのよ」と言われた。
でも電話かけてきたのは健太だし、なんか気になって健太の家に行くことにした。
ピンポーン
「はーい」健太の母親だ
私「健太君いますか?」
母「いるけどーーー。出てくるかしら??」
私「お邪魔しまーす」


2階へ行く


私「コンコン。コンコン。健太??・・・・・・・・コンコン」
「健太??電話くれた??・・・・・・」
ガチャ 健太だ!!
私 「はいっていい??」
健太「うん」


健太の部屋はきれいだったし明るかった。
ベットと勉強机 机の上には参考書がおいてあった。高校2年生の数学だった。


私「高2の数学やってんの?? なんだよ。すごいね」
健太「うーん。暇だからやってたら高2までいっちゃっただけだよ。」
私「ふーん。私も暇だけど勉強したくない (笑)」
健太「うん(笑)」


私「で、何?電話」
健太「うん。俺学校辞めて長野にいくの」
私「なんで?」
健太「プライベートスクールってやつにいくの。」
私「なにそれ?」
健太「人数の少ない学校で自由な感じのところ」
私「そこに行きたいの?」
健太「うん。ここよりいいから」
私「ここよりいいんだ。」
健太「うん。」
私「いいなぁ、すごいな。自分で決めて大人ジャン。健太」
健太「俺?おとなかな?」
私「うん。大人だよ。すごいよ。私も早く大人になりたいなぁ」
健太「無理してならなくていいと思うよ。池山さんのペースでね」
私「マジか?そこもおとなな回答。。。むかつく~~」
健太「(笑)」
私「(笑)   で、いつ行くの?」
健太「ん~今日か明日」
私「はぁ??はやくね??。。。。。。もしかして私の事待ってた?」
健太「(笑) 早いでしょ。待ってた」
私「なんだよ。言えよ早く。」
健太「(笑)」


じゃぁな。うんじゃぁな。


ずいぶんあっけないけれど、これが健太との別れだった。。。。





中学 その8

学校に行ってみた。けれど保健室へ直行!


健太はいなかった・・・


保健の先生のみちこちゃんにもう一度聞いてみた。
私「ねー健太は?」
みちこ「だから辞めたんだって」
私「わけわかんねー。ちゃんと言えよ」
みちこ「んーだから辞めたとしか言えない」
私「・・・・」


そのままベットでみちこちゃんの持ってきた雑誌JJを読む。


みちこちゃん出かける
そのままJJを読んでいたら担任がやってきた。
担任は英語の教師でチャボみたいな顔のメガネをかけてる男の先生だった。
私はチャボと呼んでいた。


チャボ「これから健太君の家に行くけれどお前も行くか?会えるかはわからんが」
私「え??今から?」
チャボ「おお。今日行かないともう会えないかもしれないぞ」
私「はぁ??なんなのそれ?」
チャボ「行くのか?行かんのか?」
私「行くよ」


なぜか担任と2人で健太の家に行く羽目になった・・・・
相変わらず顔は腫れてるし、担任にばれないようにしたいのに・・・
健太め!!文句言おう。


健太の家までは徒歩で10分くらいだった。チャボが前を歩き私は5m位後ろを歩いていった。
きれいな住宅地の大き目の家で庭も手入れがされてる家だった。
チャボがチャイムを鳴らし、健太の母親らしき人が出てきた。
私をみてビックリしているようだった。
チャボと私はリビングに通された。
チャボが「健太君はその後いかがですか?」
母「いえ、ぜんぜん」
チャボ「そうですか。お聞きしていた資料のほうをお持ちしました」
母「ありがとうございます」


大人が何をしゃべっているのか全然わからなかった。


私「健太。健太くんは?」
母「部屋にいるのよ。出てくるかわからないけれど・・」
私「はぁ」
母「行ってみる?声をかけてあげてちょだい」


2階の階段上がったすぐの部屋の前に連れて行かれた
母「健太。池山さんが来てくれたわよ」
健太「・・・・・・・」
母「声をかけてあげて」
私「健太 いるの?なんで学校にいないの?」
健太「・・・・・」
私「おい!!」
健太「・・・・・」


ちっシカトかよ。なんだよ。あいつ。。。。
帰ろう。。。


私「帰るわ」
チャボ「え!!ちょっと池山」
私「一人で帰れる」


そのまま健太の家をでて駅前のデパートへ向かった。



駅前のデパートのベンチで時間を潰していると誰かが隣に座った
見るとたまにそこに来ている物産展のお兄ちゃんだった。


「暇なの?俺もうすぐ終わるからお茶でもしない?」
私「はあ?何それ?」
「ふふふ。ナンパだよ。(笑)」
私「いいよ。暇だから」


そのままお茶しに行った。
そいつは「いやま かずひろ」って名乗った。
確かに物産展の名札も「いやま」って書いてあった。
東京の北区に住んでいていろいろな町で物産展を開いている会社の社員なんだそうだ。
私の事を大学生だと思ったらしい。年齢は25歳だった。