わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

海外 AUS その3 喧嘩と家出

拓郎は私からお金を取るためにここに呼んだんだ!
そう思った。
私は拓郎がネタでぶっ飛んでいるのが覚めるのを待った。
もうネタはない。
また私にお金をせびってくるはずだった。
家の人にも拓郎とちゃんと話がしたいからネタを渡さないでほしい事。
お金を貸さないでほしいとお願いしていた。


拓郎がぶっ飛んだ後寝ていたところから起きてきた。
拓郎はみんなの様子が違うことを瞬時に気が付いた。
私は拓郎を部屋へ連れ戻した。
そして問いただした。
お金のために私を呼んだのか?みんなから借りたお金をどうやって返すつもりなのか?
何に使ったのか?
拓郎はただ「お前を一緒に楽しみたかっただけだ」と答えた。
私はお金のために私を呼んだんだろう!と静かに攻めた。
拓郎は家を出た。
その日から拓郎は帰ってこなかった。


私はすごく心配した。言い過ぎたとも思った。友人だったから。
私はリビングで拓郎の帰りを待った。
2日が過ぎた。
学校に行っている間に帰ってきてるかも?と期待をして家に帰り部屋を開けても拓郎の帰ってきている様子はなかった。


家にはいつも誰かが遊びにきていたからその人たちにも聞いてみた。
みんなそのうち帰ってくる。としか言わなかった。
私はもうこの家にはいれないな。と感じていた。


そんなある日一人ロン毛のとてもかっこいい人が遊びに来た。
彼は足にタトゥを入れた帰り道でもともとこの家に住んでいたタカという男だった。
今は海のそばのアパートで暮らしていると言った。
部屋はルームシェアと呼ばれる部屋で一部屋に3人分のベットがある2部屋の家で暮らしていた。家賃も一部屋を3人で割っているから随分と安かった。
部屋に一つ空があると言っていた。
私はその部屋に移らせてほしいとお願いした。
帰国日予定まであと3週間くらいだけだったがお願いしたいと・・・
タカは「いいよ」と言ってくれた。
私は拓郎が帰ってきたらすぐに引っ越すことを伝えた。


翌々日拓郎から電話が来た。
家の人が取った。私は部屋で荷造りをしていた。
部屋に呼びに来てくれた。
私が心配していることを伝えてくれたらしかった。
「もしもし?」
「おれ?怒ってる?」
拓郎の陽気な声が聞こえた。
「どこにいるの?心配したよ~」
私が言うと拓郎は「女のところ!」と答えた。
私は
「どこでもいいけどちゃんと言って、じゃないと眠れないよ。気を付けて帰ってきなね」とだけ言って電話を切った。


その日の夜拓郎は帰ってきた。