わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

海外 AUS その1 パケとお金

友介から逃げることに成功した私はシドニーに向けて出発した。


空港には拓郎が迎えに来てくれていた。
タクシーで拓郎が住んでいる家にむかった。
拓郎は日本人4人と3部屋のマンションに住んでいた。
場所はシドニーセントラル駅から歩いて25分くらいのところだった。


ドアを開けたらすぐにリビングダイニングがあり奥にバスルームと他3部屋があった。
リビングのソファーで女の人が寝ていた。
そっと拓郎の部屋に入った。
部屋の中はベットといってもマットレスが床に置いてあり、あとは小さなテーブルが壁にそっておいてあるがら~んとした部屋だった。
拓郎は疲れただろうからとお茶を用意してくれ私が通いたいと言っていた語学学校のパンフレットを渡してくれた。


友介に電話を掛けた。
そう約束していたからだった。
実家の事や友人の事が気にかかっていたことあった。
友介は帰国日には空港に迎えに行く。と言っていた。
国際電話だったので2分ほどで電話を切った。


その日は近くのスーパーに買い物に行き一緒にご飯を作ることになった。
家の人たちにも食べさせてあげるということでメニューはハンバーグになった。
私はお世話になるのでお金を出すことを提案した。
その日から一週間はあっという間に過ぎ、初めての海外生活を拓郎のヘルプで楽しく過ごした。
学校も行き、4週間の語学学校のコースに申し込んだりもした。


一週間がたったころ拓郎が〇麻を持ってきた。
私は日本でも少し吸ったことがあったので拓郎と吸った。
リビングに出てみると部屋の住人達も吸っていた。
中には歯が痛いといって白い粉を虫歯に刷り込んでいる人もいた。
私はそういうものなのかとも思ったし、海外にいる人たちはみんなこんな人たちなんだとも思った。



拓郎がネタを買いたいから「$50くれ」と言ってきた。
私は拓郎のものを吸っていたし気軽に$50を渡した。
拓郎が買ってきたものはパケと呼ばれる小さな袋にぎっしりに入っている〇麻だった。
拓郎は嬉しそうに巻きたばこと呼ばれるタバコ用の紙で巻き、おいしそうに吸った。
私も一緒に吸い、日本にいた時のように寝た。
そのまま眠りについた私が目を覚ますと小さなテーブルにむかっている拓郎の背中が見えた。
どうやらネタを吸っているようだった。少し話してまた私は眠りについた。
翌朝、語学学校に行く私は朝早く起き、拓郎のいたテーブルを見た。
拓郎はベットで寝ていた。
ぎっしり入っていたネタはもう残りわずかになっていた。
私は$50ドルがあっという間に消えたこと、そしてそんなに吸う拓郎に驚いて、
自分のお出かけ用のカバンの中の小さなポケットにネタを仕舞った。
そのかばんをクローゼットに片付け代わりに通学かばんを持って学校に行った。