わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

バイト その2 友介と亮太

オープニング当日 店は満席だった。
私は店がオープンした当初はビクビクしていたが余りの忙しさにそのことを忘れていた。
夜も12時を超え、店も客はいるものの静かになったころ亮太が「おう!」と言ってキッチンをでた。
そしてすぐに私を呼んだ。
私は嫌な予感がして聞こえないふりをした。並河さんやキックも呼んでるよ?と言ってきたが私はキッチンを出なかった。
亮太がキッチンへやってきた。「おい!こいよ」私の腕をひいた。
私は全力で抵抗した。遊んだ感じで笑っていた亮太の顔が真面目になって「そんなに嫌なのか?なんでだよ。何があるんだよ」と言ってきた。
私は「後でちゃんと話すから今は・・・」とだけ言った。
亮太は手をはなして八神君とちょっと話をして外へ出かけていった。


私は何事もなかったようにキッチンで働いた。
並河さんもキックも何も聞いてこなかった。ただ聞いてはいけない雰囲気になっていたとは思う。
しばらくすると亮太が帰ってきた。
「お前マジな顔だったなぁ~」と笑いながら私の頭をポンポンとした。
私は「ありがとう」と亮太の目を見ていった。
亮太が私のために八神君を店の外に連れて行ってくれたのが分かったからだった。
亮太は「おう!」とだけ言ってまた仕事に戻った。
仕事終わりにキッチン皆で飲みに行った。
朝まで飲んだ。私も飲んでベロベロになったけれどパチンコ屋があったので明け方には水に変え酔いを覚ました。
そのあたりで亮太がタバコ買うの付き合ってと言って二人で外にでた。
言いたくないならいいけど、なにがあったの?と聞いた。
私は「八神君の一つ上の友介と付き合っていて友介に知られたくない」とだけ伝えた。
亮太は「ふ~ん」と言って他に何も聞いてこなかった。


翌々日だったか、また亮太と仕事をしているときに亮太が
「おまえ、逃げてるんだな」と言ってきた。
私は「あ!!誰かから情報をきいたんだ。」と思った。
私はその問いに答えなかった。ただ「会いたくない」とだけ言った。


昼はパチンコ屋、夜はダイニングバー、そんな生活をしていた私は日々寝不足でその当時は6時間睡眠をしてないと生きるのがつらいとまで思っていた。
そんな話を亮太としていたら亮太が


一日24時間・その間の6時間~8時間も睡眠でとられたらもったいないじゃん!
その間につながりや楽しいことがあるのにさぁ。
お前長生きでもしたいの?バーさんやジーさんじゃないんだから寝たいならばーさんになったときに寝ればいいじゃん!


と言ってきた。
私は「そっか~」と本気で思った。
その日から私は3~4時間 短くて2時間の睡眠にした。
始めはつらかったが慣れるととても快適で起きている時間を楽しんだ。
夜のバイトが終わった後も飲みにも行けたし、いろいろな人に会えた。


亮太も週末になると私をクラブに連れ出してくれるようになった。