わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

バイト その3 クラブとvip

亮太が週末にクラブに連れ出してくれるようになってから生活が少しずつ変わってきた。


亮太はクラブでも友人が多く、入場料も払わず入れるところが多いかった。
そのクラブはとても賑やかで入るとすぐにどこかのグループが入り口でドンペリを開けモデルのようなおねえちゃんたちと飲んでいた。
なぜか亮太はそこへ行きその主催者と話をしていた。
私はソファーの背に腰を掛けて待っていた。
誰かがドンペリだよ。とグラスを持ってきた。
私は飲んでいいのかわからずグラスを持ってただ待っていた。
なんで飲んでいいのかわからなかったかというと、明らかに男ばかりが盛り上がっていて、女の子たちは連れてこられた感、接待感を出していたからだ。


グラスを持ってきた男は「さぁ飲んじゃって~~。」とチャらい感じでグイグイ私に寄ってきた。
亮太はまだ主催者と話していた。
私はあからさまに嫌な顔をした。
グイグイくる感じもチャラけている感じもすごく嫌だった。
クラブに通してくれた男の人がきてくれ「この子は違うから」とサッと私のグラスを取ってチャらい男を脇へ連れていき私に「ごめんね~」と誤ってくれた。
私はよくわからなかったけれど「ありがとう」とだけ答えておいた。


亮太が戻ってきてクラブの中へ入っていった。階段を下りるとそこはダンスフロア―で人がごった返し真ん中に2つ上の階から降りてきて踊る小さなステージみたいなものがあった。
上の階はガラス張りで黒いソファーがあるみたいだったが中は暗くてよく見えなかった。


ダンスフロアーの近くにあるソファーに亮太が座った。そこにはすでに何人か人がいたがどうやら亮太の友達らしかった。
みんな優しく飲み物をくれたり、席を譲ってくれたしした。
私は一人でダンスフロアーに行って踊っていた。
何人も男の人が声をかけてくれたけれど、私は飲み物がほしいときにその男たちに頼むことにして、あとは踊りを楽しんでいた。
トイレに行きたくなった。
トイレに行くとそこは外まで続く長蛇の列・・・・・
でも仕方がない。並んで待った。
2分くらい経ったころか?後ろからさっき謝ってくれた子が来た。「トイレ?」そう聞くなり私の手を取って列の先頭まで連れて行き、「ここね」とワープさせてくれた。
すぐ後ろの子にも「よろしく~」とだけ言ってすっといなくなった。
私はまた「ありがとう」だけやっと伝えられた。
トイレを済まして戻ると亮太がいなかった。
またそのうち戻ってくるだろうと、私はソファーのところで亮太を待った。
亮太の友達が入れかわり立ち代わり話しかけてくれ、暇な気分になることはなかった。
ふっと上を見るとさっき会ったvipルームに亮太がいた。
あ~あそこに行ったんだ。私はそう思った。
亮太は私を見つけ「こい」と指で指示をした。
私はどうやって行けばいいのかわからなかったのでその辺にいる亮太の友人に連れて行ってもらった。
そこには男だけ5人位で座って話をしていた。
亮太はさらっと私を紹介して、指で小さなステージを刺した。
私は階段を下りてさっき見た小さなステージに降りていきそこで踊っていた。
とてもいい気分だった。自分の下で人が踊っていて言葉は悪いが下界の風景のような気がしていた。
亮太に呼ばれ黒いソファーの部屋にいくとみんなでネタを吸っていた。私も吸い、ほかの人は錠剤なども持っているようだった。
私は草だけ吸ってまた階段を下り下界を眺めながら踊った。
しばらく踊ってネタが切れてきたので上に戻った。
しかしそこは別世界だった。