わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

短大 その10 バイトで内藤

短大も卒業の時期だった。就職もするつもりがなかった。


バイト先がこのままフルタイムで働いてくれ!と言われていたし、特にどこかに就職したいとも思っていなかったのでそのままトレーニングジムで働くことにした。
このころにはアクアビクスというプールの中でやるエアロビのクラスとストレッチのクラスを持っていたのでこのままエアロビの資格をとってジムで働きながら海やクラブに行く生活をしようと思っていた。
なによりジムは楽しかった。いろいろな人に会えるし自分の知識を人に教えることがとても楽しかった。


中にはとても変わった人がいた。
年に何回か新規入会金オフというイベントようなことがある。このときは体験入会の人たちがどっと増えスタッフが交代で体験入会の人たちの案内をするというのがあった。
体験入会の人たちはグループ分けされた。と言っても15人くらいのグループに分けられ一人スタッフがついていろいろ機材を説明して体験させるといったものだ。
私は自分が担当した人の顔は覚えるようにした。
入会していただいてからも頻繁に声をかけ近状を話したり困った事へのサポートするよう会社で決まっていたからだ。
その中に内藤という30代の男性がいた。
週に1,2回来る方だった。彼がウォーキングマシーンに乗っているときに「こんにちは。お仕事帰りですか?」などと話す程度だった。
ある日ジムに電話が来た。
上司が内藤という人だと言った。
私は誰だかわからなかった。
上司が言うには「彼は私との約束があると言っている」と言われた。
とりあえず電話に出た。
「もしもしお待たせいたしました」
「もしもし俺!」
「内藤様ですね。いかがなさいました?」
「な~に他人行儀な声出して?今日俺行けなくなったから」
「ん??今日は来られないと?」
「そうそう」
「はい。わかりました。次回のご来店お持ちしています。」
「なんだよ。お前が待ってる言うからでんわかけたんじゃねーか!!ガチャ」
切られた・・・・・・
上司に報告。
たぶん私が次回はいつトレーニングに来ますか?と聞いたことがいけなかったのだろうということだったが彼はブラックリストに入り、彼が来店したときには私は彼と同じスタジオにいないように!との措置が取られた。
たまにいるのだストーカーになってしまう客が・・・・
彼が来店した。
彼はまっすぐ私のところに来た。
「おはよう。この間は来られなくてごめんね。忙しかったから」
「おはようございます。ストレッチをしてから運動に入ってくださいね」
私はすぐに上司に報告。上司は私をプールの担当と変えてくれた。
プールの監視の担当になって30分ほどで内藤がやってきた。
「プールに行くならそう言ってよ」
「あ~急な移動だったもので・・・」
上司がプールに来た。
「すぐに移動させても必ずついてくるから後30分で交代したらそのままランチに入りなさい」
私は従うしかなかったがなるべく笑顔で対応しようと思った。
案の定内藤は泳ぐことはあまりせず、監視の席のそばで話し出した。
私は「お仕事がお忙しそうですがそんな職種なんですか?」と聞いてみた。
内藤の答えは意外なものだった。
「銀行員」だった・・・・
交代の人が来てくれて話に割って入ってくれた。
私が交代時間な事、みんなを監視しなくてはならないのであまり長時間話しかけないでほしいとやんわり言った。
内藤は不満そうな顔をしていたが「はい」と答えた。


これだけでは終わらなかった。