わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

短大 その7 衝撃と悟り

はだしのまま307号室の前に来た。
明美も一緒だった。ドアをノックした。声がしなかった。
ドアをひねった。
鍵はかかっていなかった。
部屋の中を見たら薄明かりの中テーブルの上にアキがいた。

四つんばいだった。
アキの前に一人 後ろに2人が立っていた
周りには男が3人いた。
みんな裸だった。


一人が「なに?お前も入る?」と聞いた。
私はアキに「もう帰るけど?」と言った
アキは「もう少しここにいる」と言った。
そして私はゆっくりドアを閉めた。


明美は何があったのか聞いてきた。
私は明美に明美の手をとって部屋を出たことを謝った。
明美は「なんで?嬉しかったよ」と言ってくれた。


私達はそのまま階段をおりミドリのところへ行った。
私達は帰るけれどミドリはどうする?と聞くと
「まだいる」と答えた。
私は明美とタクシーを拾うため大きな通りまで歩いた。
そこまでは20分くらいかかった。
大道りが見えたとき3人くらいの女の子がいた。
合コンで一緒にこの寮に来ていた子たちだった。
やはり帰るということだった。
明美は「なんで?」と聞いたがその子たちは答えなかった。
やっとタクシーがつかまって家にむかった。
私はあまりしゃべらなかった。


ショックだった。
いや衝撃的だった。
アキの姿もその光景も・・・
自分の感覚と他の人の感覚はまるで違うんだと思い知らされた瞬間だった。




何日かして友介の母親から電話があった。
夜の7時くらいだったと思う。
「今すぐ来てほしい」と言われた。
後ろでガラスの割れる音がしていた。
本当は行きたくなかった。
何が起こっているのか想像ができたからだ。
「早く・早く」とせがまれた。