わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

短大 その3 友介と家庭内暴力

その日から週に3~4回 バイトの後や学校帰りに友介の家に行った。
友介が保護観察官と会う時には家にいるようにした。
保護観察官は友介に仕事をするように言っていた。
私には少し勉強を見てやってほしい。と言ってきた。
友介は中学しか出ていなく、中学校時代もほとんど学校に行っていなかったので漢字の読み書きがあまり得意ではなかった。
友介の宿題の作文もいつも3行くらいで終わっていた。


2か月くらい経った時だったか私は友介とばかりで会っていて、他の友達と遊びたかったのとチョッと面倒をみるのが嫌になっていたのもあって、別れ話をした。
少し時間を置こう。そう言ったと思う。
友介は急に顔が変わり声が荒くなり「てめぇ~」と言い出した。
私はあ!!やばいと思ったが実家だし何かあれば親が出てくるだろうと思いそのまま怒鳴っている友介を見ていた。
どんどんヒートアップした友介は物を振り回し壁を蹴り、殴り、ドアを破壊していった。
私はベッドの上の隅でジーとそれを見ていた。


そんなにも別れたくないのかと聞いたら「そうだ」と答えたのでもう少し頑張ってみようと伝えた。友介はおとなしくなって寝た。
少したってから破壊されたドアに誰かが来た。「コンコン」ノックした。
背は友介よりも高く細い影が映った。
その人は破壊されたドアから手を伸ばし脇の棚に何か白い封筒を置いた。


友介にそのことを告げると「うん」と言ってまた寝た。
私は気になったがそのままにして朝が来るのを待った。
そして朝になって寝ている友介を残し学校に行った。
その日は友介が私のバイト先まで迎えにきた。
そのまま友介の家に行った。テーブルの上には昨日誰かが置いた手紙が置かれていた。
友介の友達が外に来て友介が部屋にいない隙に読んでみた。
「友介くんががんばっていることはよくわかっています。
応援しています。彼女とも仲良くしていて嬉しいです。
父」
と書いてあった。
はぁぁぁぁ????第一感想だった。


友介の父親はエリート社員で大手建設会社の課長で海外勤務もしていた人だった。
友介も小学生まで成績も良く優等生だったらしい。
中学に入り少し学力が落ちたことをとても責められ折檻をされていたそうだ。
友介が中学2年生になったとき、また折檻してきた父親を階段から突き落としたそうだ。
そこから友介の家庭内暴力が始まったらしい。
父親はそこで精神をおかしくして自宅療養中だった。
いままで何度も家に行ったが父親の顔を見たことはなかった。


友介は怒ると始めは物にあたっていたがダンダン私を殴るようになっていた。