わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

短大 その2 裁判所と友介

拓郎とは月1ペースで遊んでいた。
そのたびに白い粉やスーパーマンの書かれたシートなどの薬物を取って
寝ていた。


ある日友介から連絡があった。
「これからしばらく会えなくなるかもしれない」
「最後にもう一度会おう」


言っている意味は分からなかったがカナリ深刻そうなトーンで話していた。
いろいろ遊びに忙しく「週末は無理」と答えると平日でかまわないという返事だった。
学校が終わって夕方くらいに友介の家に行った。
両親・兄と暮らしていた。友介は無職だった。
友介は会ってすぐ
「俺、少年院に入ると思う、明後日裁判所に行ってそれで少年院と言われたらそこからすぐ連行されるから会えないし、連絡も取れない」と言われた。
すでにツレは少年院に入っているからもしかしたら俺もそうなるかもと言っていた。


過去の話は今まで聞いたことがなかったので思い切って聞いてみた。
友介は大きいな暴走族の支部の元頭だった。
それから裁判所に行く理由は傷害罪だった。
どうやら喧嘩をして相手に大きなけがをさせたらしい。当事者ではないが、頭ということで責任が出てくるのだろう。ということだった。
その日は友介と一緒にいることにした。
夜になると後輩や仲間が続々と友介を訪ねてきた。


ある若い男の子が私のところにやってきて「いくらでも使える奴がいるので何かあったら言ってください。」と言われた。
現頭の八神くんという人だった。
もう一人背の高いチョッと感じの違う人が来た。名前は三上といった。
彼は友介よりも3つ年上でアメリカなどに洋服を買い付けに行っていると言っていた。
三上は「友介は手がかかるかも知れないが見放さないでやってほしい」と言ってきた。
私はなぜか友介の彼女になっていた。


裁判の日が来た。一緒に行ってくれというので私は友介を載せて家庭裁判所に行った。
後から母親もやってきた。友介の裁判は傍聴できないので廊下で待っていた。
30分くらいしただろうか。友介が帰ってきた。
裁判の結果は保護観察処分というものだった。
一緒に保護観察官に会いに行ってほしいと裁判官らしき人に廊下で言われた。
私は「はい」としか答えられなかった。


そこから保護観察官に会いに行き、宿題みたいな紙をもらって友介の家に帰った。


このころからすでに友介の私への執着が始まっていることを私は全く気づかなかった・・・