わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

高校 終わり 拓郎

そんなことを繰り返しているうちに高校生活は終わった。


物凄くあっけなく終わった。
私の高校生活の2/3は剣道ばかりだったが、残りの1/3はとても楽しい時間だった。


短大に入るまで少し時間があった。
その頃一度だけ「いやま」から電話があった。
「今度そっちに行くから会おう」そう言われた。
私は「うん」とだけ答えたが以前の私とは違う人間になっていた気分だったし「いやま」に全く魅力はないと思い待ち合わせに行かなかった。
「いやま」は翌日、一度だけ電話してきたが私は出なかった。


そしてこのころ高校の同級生の拓郎がよくベルを鳴らしてきた。
いつベルの番号を教えたのかも覚えていなかったが教えてずいぶん経っていたのは事実だった。


拓郎は同じグループではないがクラスでまぁ話す奴だった。
こいつは1年生の時に一度「告白」っぽいことを私にしてきた奴だった。
それまで一度も話したことのないやつで「同じクラスのやつだ。」
という認識程度だった。
私は笑って「ムリ~」と答え、拓郎も「だよね~」と答えていた。
それからの3年間はチョコチョコ話すようにはなっていたけれど、いつも長時間とかではなくロッカーで休み時間にとか、すれ違いざまに観てるテレビの番組だったりこの音楽いいよ!程度のを話をするくらいだった。


短大に行くまで時間が空いてる日は拓郎とも遊んだ。
バンドマンで音楽が詳しく家には防音室もある、ややお坊ちゃまだった。
特に何かするわけでもなく大体ご飯食べて街をぶらぶらして私を駅まで送って帰る。
が主流だった。


ある日終電に間に合うか!となったとき拓郎は上りの最終ぎりで、私は下りの最終まで20分あ。でもなぜか拓郎は私の駅に送ってくれた。
拓郎の最終電車を見ながら拓郎は「じゃぁ気を付けて」といった。


拓郎が家に帰れなくなった!!と思いとても心配したけれど拓郎は「大丈夫」ばかりを繰り返し私を最終電車に乗せてくれた。
次に会ったときにどうしたか聞いたら2時間かけて歩いて帰った。と言われた。
なぜそんなことをしてまで私を駅に送ったのか聞いても拓郎は笑っているだけだった。


短大入学までは寝る暇もないくらい遊んだ。
ポケベル2台が鳴りやむことがないほどだった。家で寝るのも数えるくらいでほとんど遊んだついでにカラオケで1時間、移動の電車の中で1時間とかクラブのトイレで寝たりりDJブースの裏で寝たりすることもあった。