わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

海外 AUS その8 回避と決意

トシの目をジーと見たまま沈黙の時間が過ぎた。
とても長く感じた。
トシは体を私の上から動かしながら「な~ンだよ。嫌われるのは困るな」
と言ってどいた。


私はすぐに体を起こし板を持って
「さぁ 海にいきますよ」と言って玄関にむかった。
トシは「おっさっきぃ~」と言って走って海に行ってしまった。


心臓がバクバク言っていた。
良かった。本当にそう思った。


そして海に向かった。波はあまり良くなく入っている人もほとんどいなかった。
砂浜でタカに会った。波がないから上がってきたところだった。
タカに今あったことを話した。
タカは「ごめん」と誤って、俺が家でお前を待っていれば良かったと言ってくれた。
そして砂浜で座って少し話をした。
季節が変わりこれから寒くなっていくばかりだから北上しようと思うと。
波を乗りながらブリスベンを目指す旅に出ようと思うと。オーストラリアは南半球なので北へ向かえば向かうほど気候は暖かくなる。
一緒に行こうと思っていた人に彼女ができてしまい一緒に出られないので一緒に行かないか?ということだった。


私はタカのいなくなったあの家でやっていくことがきっとできないだろうと思った。
だからと言ってまた拓郎のところに戻ることもできなかった。
タカと一緒に行くことを決めた。
2人で行くということはそういうことになることも覚悟しなくてはいけないな。とも思った。
タカはとてもかっこよかった。素直にタイプの男だった。
ただかっこいい男はなにかある人が多かったので気を付けなくては!と強く思ったことを覚えている。