わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

海外 AUS その7 トシと拒絶

人参を持っていた人はトシと名乗っていた。
ガタイがとても大きい坊主の金髪の人だった。
その人はよく家に来ていた。
チョッと強めの口調だが女の子を強引に!って言う感じでなくみんなに明るく話す人だった。
私にも毎日 何かしら話しかけてくれる人だった。


タカの忠告を受けてから1週間くらい経った頃だったか、買い物を終えて家に帰った。
トシが一人リビングにいた。
海に行く用意をして海パンでボートにワックスを塗っていた。
私が「ただいま」と帰宅するとトシは「おかえり。海に行ってくるよ」と言った。
私は「みんなは?」と聞くと「もう海」とトシは答えた。


じゃぁ後で「合流しまーす」と言って買い物を片付けようとキッチンに行きそしてリビングを通って部屋へ入った。
部屋で海に行く支度をしてバスルームに入って着替えたりして部屋をでてリビングに行くとまだそこにはトシがいた。
「あれ?いかないんですか?」私が聞くとトシは
「一緒に行こうと思って」と言った。
「じゃぁ行きましょう」
と私は玄関のほうに向かうと手を思いっきり引っ張られ気が付くと床に倒れ上にトシがまたがっていた。


私はとっさに足をクロスにした。
足の間に相手の足が入ったら大変だと思った。
タカの言っていたことを思い出した。
ヤバい状況だと悟った。
トシの顔が私に近づいてきた。
私は顔を横に向けてカーペット見ながら
「なにしてるんですか?」と言った
トシは「いいだろ」と言った。
「やだ」
私はすぐにそう答えた。その答えにトシはすごみ声をだしながら
「いいだろうよ。なぁいいだろう」と言った。
私は顔をトシのほうを向けトシの目をしっかり見て
「いやだ。なんでこんなことするの?」
と聞いた。トシは
「うるせえなぁ~。いいだろうよ」とまた言った。
私はもう一度
「いやだ。もしこのままやったら私は貴方を大嫌いになる」
まっすぐトシの目をみて言った。
トシはジーーーと私の目を見ていた。
私は目をそらしたらダメだと思いジーーーと見返した。