海外 AUS その5 延期と楽しさ
AUSにとどめることを決めた私
学校も終わり、その日から毎日目の前の海に一日2回通った。
波乗りの楽しさも増えたし、家の人たちはみんなプロレベルほど上手かったので
私の悪いところや技についてもアドバイスしてくれた。
もともと運動神経の良かった私はめきめき上達した。
ある日家にメガネをかけたがり勉のような人が住み着いた。
彼はリビングで寝泊まりしている人だった。
こんなサファーまみれの家にとても不釣り合いの人だった。
彼はみんながやっている草はせず粉系のものをやる人だった。
ただいつも一人で静かにみんなの話を聞いている人だった。
その人がその日はとても饒舌に話していた。
話の中心で自分の過去や性癖などを話していた。
私はその話は聞きたかったが今のうちにお風呂に入ればお湯が無くならずに暖かいお湯を浴びれるなと思っていた。
そのアパートは給湯器があって人の高さほどのお湯のタンクがありそこにお湯が溜まっていてそのタンク分のお湯を使ってしまうとまた暖かいお湯が溜まるまではお湯が出なくなるシステムだった。
必然的に順番が遅い人は水を浴びて過ごすことになる。
私はお湯が浴びたかった。
なので話の途中でそっと抜け出しお風呂に入った。
お風呂からあがりリビングに帰るとリビングの入り口にみんなが立っていた。
「なに?」
そう聞く私に
「覚悟してみな」
そういう家の住人
そしてリビングをのぞみこむとびっくりする光景がそこにはあった。
メガネをかけておとなしいそうな人がとんでもない姿でいた。
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