フリーター その2 嘘と逃亡
すぐに席を立って店を出ようとしたが
私の席の出口には友介が立っていて奥に詰めろと体を押した。
三上も「まぁ座って話そう」と言った
私は黙っていた。この状況をどうにか脱出しないとオーストラリアにも行けなくなるし、下手したらオーストラリアに行っている期間軟禁されかねない。と思った。
考えた。三上に何を話したのか思い返していた。
友介が「別れたい?って聞いたけど」口を開いた。
三上「オーストラリアに行きたいんだってねぇ?」
私に話を振ってきた。
私「オーストラリアに行ってみたい。友達が行っていて楽しいからおいでと言われたからチケットも取った。」
三上「いつから?」
私「一週間後」
「・・・・・」
友介「俺、聞いてないし」
三上「まぁまぁ、行きたい気持ちは俺にもわかるし。でどれくらい?」
私 そうだ!期間の事は言っていなかった。そうだった!
「7日間」
三上「だってさぁー、帰ってきてからゆっくり話せばいいしチョッとの期間リフレッシュ
も必要だよ。ねぇ?」
私「学校も卒業したし、違う世界を見てみたい」
「一週間で帰ってくるし、行きたい」
友介「・・・・・・」
三上「そう言ってるし行かせてあげればいいじゃん」
友介「わかりました」
私「じゃぁ行くね。帰ってきたら連絡する」
友介「チケット見せて」
私「今持ってないけど、3月16日の7時発で帰国は24日の夕方だよ。」
友介「・・そっか 24日ね。」
私「うん。そう 24日の夕方だから 夜連絡する。」
友介「・・・おっけ」
ふぅぅぅぅぅ~~。なんとか騙せた。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。