わたしに何が起こったか!!

暴走族・チーマー・友人の自殺・薬・DV・海外 
若いころに私起こったすべてを書こうと思いました。

短大 その12 卒業とチキンレース

卒業式がきた。


短大を卒業してバイトがフルタイムになった。
友介とは週に1度程度会うくらいになっていた。


ただ私が別れ話を切り出さない様にたまに脅し、そして愛してると泣きつくことは変わらなかった。


何が原因だったのかは覚えていないがある日物凄く暴力をふるって来た。
私はずーと耐えていたがもうどうにでもなれと思い友介の股間を思いっきり蹴った。
友介はグッとなったがすぐに私に馬乗りになって顔をボコボコニ殴られた。
いままで暴力はあっても顔を殴られることはなかった。
顔が3倍くらい腫れた。
すごく痛かった。
友介の家にむかっていた。
車の中でいつもどおり俺が正しいということを聞かされ、どんだけ愛しているかを説かれた。
その日はいつもと違く家のそばの空き地に車が付いた。
「降りろ」と友介が言った。
私は車から降りようとドアを開けた。
友介は「車の前に立ってこっちを向いてろ」と言った。
私は言われるがまま車の前に立った。
フロントガラス越しに友介が見えた。
友介は車をバックさせた。
100m位後ろに下がって止まった。
私は、置いていかれるのかな?と思った。
次の瞬間 ライトが私へ向けて光った。
まぶしかった。車は光の中で見えなかった。


あ!!来る。
そう思った時にはすごいエンジン音とともに車が私をめがけて走ってきた。
私はジーと車を見ることしかできなかった。
正直、足が震えて動けなかった。
時間がとても長く感じた。
車が向かってくる間、私はこれでこの人と別れられるなら
車に轢かれてもいいかも。
足の骨を折るくらいで済むかな?とか考えていた。


キィィィーー私の1.5mくらい手前で車が止まった。
友介が降りてきて「そんなに俺と別れたいのかよ」と聞いてきた。
私は「なんでこんなことをするの?」と聞き返した。
友介は答えなかった。